【熊本】一部バス路線でクレカタッチ決済が先行スタート

 2月1日から熊本県内の一部のバスで導入されるクレジットカードのタッチ決済の体験会が1月30日、熊本市西区の熊本駅前の広場で開かれた。市民らが専用の端末で自身のクレジットカードが利用できるかを試した。

体験会を実施

 県内では、路線バスなどを運行する5社が2024年11月、全国交通系ICカードの決済から全国で初めて離脱。代替手段としてクレジットカードのタッチ決済導入が決まり、熊本城周辺を周遊する「しろめぐりん」など4路線で先行導入される。



 体験会は、5社でつくる共同経営推進室が企画。来場者は、対応したカードや、カードを登録したスマートフォンなどを端末にかざして運賃の支払いができるかを確認した。同市西区の男性(77)は「スムーズで簡単だった。決済手段が増えるのは便利になっていい」と話していた。


 5社は、先行導入の結果などを踏まえ、3月上旬を予定していた本格導入の前倒しも検討する。熊本都市バスの高田晋社長は「空港や駅での周知活動を行い、多くの人に活用してもらいたい」と語った。


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