【宮崎】「ひなたキャンパス」が完成 宮崎大サテライトも

 JR宮崎駅近くの新しい宮崎県プール(宮崎市錦本町)の隣接地で整備が進む民間収益施設のうち、コワーキングスペース(共有オフィス)や宮崎大サテライトキャンパスなどが入る「ひなたキャンパス」が完成し、現地で3月21日、落成式が行われた。4月に開業する。


完成したひなたキャンパス。左側の2階建ての建物にコワーキングスペースが入る。右側の背の低い建物がオフィシャルセンター


 ひなたキャンパスは二つの建物で構成。そのうち2階建ての建物がコワーキングスペースとなっており、1階にラウンジやカフェ、2階に講義や会議で使われるレクチャールーム7室、企業オフィスとしての利用を想定したプロジェクトラボ6室などが入る。産学官が連携して企業や学生の相談を受ける窓口もある。


 宮崎大はコワーキングスペースの年間契約の法人会員となり、サテライトキャンパスとして週に約20科目の講義で使う予定。


宮崎大の講義などで使用されるレクチャールーム


 もう一つの建物は平屋のオフィシャルセンターで、コンビニ店などが入る。ひなたキャンパスを運営する、米良企業グループのわくわくセンターの藤井貴広社長は式で「学生や社会人に活用いただき、世代や分野を超えて新たな挑戦を支えるわくわくする拠点にしていきたい」と述べた。


 県プールは50メートルの屋内プールなどを備え、4月に開業予定。隣接地ではひなたキャンパスを含む3エリアで民間収益施設が整備される予定で、医療・飲食施設のエリアは3月、一部が開業。放送局などが入るエリアは2026年10月に開業予定。