【佐賀】唐津市のMVが2年連続優秀賞 国際観光映画祭

 佐賀県唐津市と新日本プロレスリングが共同制作した観光促進用のミュージックビデオ(MV)が、「第7回日本国際観光映像祭」の日本部門シティプロモーションの部で優秀賞に輝いた。同映像祭で2年連続優秀賞の快挙。峰達郎市長は「2年続けて唐津が脚光を浴び、うれしい」と喜んでいる。

新日本プロレスと共同制作

 同映像祭は優れた国内外の観光映像・動画作品を表彰している。日本部門には今回138件の応募があった。唐津市は今回、昨年の受賞MV「佐賀県唐津市のこと、もっと知って下さい。」の「合唱バージョン」を新たに制作して出品した。市内の小学生や誘致企業のスタッフら延べ約300人が登場。観光名所などを紹介しながら、多くの市民の笑顔を映像で伝えている。


優秀賞に選ばれたMVの一場面 (ユーチューブの唐津市魅力発信チャンネルから)


 全作品のうち特に優れた48件がファイナリストとして最終選考に残った。岡山県真庭市で3月17~19日に同映像祭は行われ、上映後に受賞作を選定。唐津市の作品は優秀賞(3件)に選ばれた。


 唐津市と新日プロのコラボ事業は2022~24年度の3か年で実施された。同社ファンの市職員の発案で始まったという。新日プロの興行先で唐津市のPRが積極的に行われたり、同社ファンが唐津にツアーで訪れたりするなど新たな観光需要を掘り起こした。

 MVに登場し、市内各地をロケで回った新日プロ社長兼レスラーの棚橋弘至さんは、約300人が参加したことに「この圧倒的な規模感、ほかにあったでしょうか」と称賛。「唐津市民の皆様と作り上げた作品。歌詞はほぼ“佐賀県唐津市”しか言っていません。メロディーがすてきなので、ずっと入ってきます。それこそが狙いです」などと受賞へのコメントを寄せた。

 峰市長は「思った以上にプロレスファンは多い。コラボ事業は24年度で一区切りつけるが、これからも新日プロとのよい縁をつないでいきたい」と話した。受賞作は動画配信サイト「ユーチューブ」の「唐津市魅力発信チャンネル」で視聴できる。


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