ラグビー元代表の山田章仁選手 「カノア」盛り上げ役に

 ラグビー元日本代表の山田章仁選手(40)が、福岡県福智町をホームタウンとする女子バレーボールチーム「カノアラウレアーズ福岡」のゼネラルディレクターに就任した。サッカー・ギラヴァンツ北九州の試合観戦で知り合ったカノアの中村恭輔社長と意気投合し、「スポーツの垣根を越えて盛り上げてほしい」とのオファーを受諾した。


ゼネラルディレクター就任の抱負を語る山田選手

 山田氏は北九州市出身。「史上最大の番狂わせ」と言われた2015年ワールドカップ南アフリカ戦での大金星に貢献したことで知られる。現在は九州電力キューデンヴォルテクスに所属し、現役を続けている。

 国内最高峰のSVリーグ昇格を目指すカノアの選手たちに対し、練習への取り組み方などアスリートとしての姿勢を助言する。地域住民らを対象としたイベント参加も予定している。

 山田氏は「周りの方々がいてこそプレーができることを伝えたい。地域の皆さん、特に子どもたちと世界で見てきたことを共有したい」と抱負を語った。


記者会見後、中村社長(右)、黒土町長(左)と記念撮影をする山田選手

 6月下旬に町役場で行われた記者会見には黒土孝司町長も出席し、「豊かな経験と知識がチームの勝利への原動力になり、福智町が注目を浴びるようになれば」と期待した。


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