福岡市在住の漫画家で詩人の三重野睦美さん(ペンネーム・のえみ)が、福岡県柳川市に滞在して感じたことを描いた漫画の展示会「のえみの柳川な日々」が、柳川市民文化会館で開かれている。
三重野さんは、さまざまなジャンルの芸術家・作家が長期間、柳川で暮らして魅力を表現する「やながわアーティスト・イン・レジデンス」に参加。7~9月、武家屋敷だった「旧綿貫家住宅」に滞在した。この間、散策をしたり、まちづくりを進めている人に出会ったりして、感動や感心したことを漫画で表現した。
会場には、市内を張り巡らされた掘割や小川の織りなす風情、有明海のムツゴロウやワラスボなどを目にした驚き、「オペラ船頭」として親しまれている川下りの船頭、北原白秋生家・記念館の館長らにインタビューしたことなど約40枚の作品が並ぶ。
三重野さんは「早朝に散歩し、広い空や藻が水の流れで揺れる川を眺めるのが気持ちよかった」と柳川暮らしを振り返り、「『サザエさん』のような、日常生活をほのぼのとしたタッチで描いた作品が目標」と話した。
12月21日まで(15日は休館)で、開館は午前9時~午後5時。入場無料。
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