JR九州は、2016年の熊本地震で脱線し、営業運転を終えた九州新幹線「つばめ」の車両1両を、3月から4月にかけて保管場所の熊本市から福岡市に輸送し、4月10日からJR博多駅前広場で展示する。同社は「10年ぶりに動き出す『つばめ』にぜひ会いに来てほしい」と呼びかけている。
3月に九州新幹線鹿児島ルートが全線開業して15年を迎えることを記念した企画の一環で、プロジェクト名は「つばめの大冒険」。熊本地震では、回送列車の全6両が脱線して損傷した。その後、熊本総合車両所(熊本市)に約10年間保管していた先頭車両を修繕、再塗装し、陸路と海路で博多駅までの「感謝の旅」に出す内容だ。
まず、3月28日深夜から29日早朝にかけて、熊本総合車両所から熊本新港(熊本市)へ陸上輸送を実施。29日にクレーンで車体を台船に載せ、福岡県大牟田市や熊本県八代市、鹿児島県薩摩川内市など九州新幹線の沿線近くを海路で巡った後、4月10日から約10日間、博多駅前広場で展示する予定だ。
1月22日の定例記者会見で、JR九州の古宮洋二社長は「15年間にわたり九州新幹線を利用していただいた顧客や、沿線で支えてくださった地域の人々に感謝を込めて実施する」と話した。
advertisement







