音楽でワクワクを 柳川出身のピアニストが古里でコンサート
ピアノコンサートを開く二宮さん(手前)と開催を支える椛島さん
ヨーロッパやマレーシアで活動した福岡県柳川市出身のピアニストで音楽教育家の二宮更織さんが、「音楽の楽しさを広めたい」と、自宅で教室を開きながら、各地の小規模ホールで演奏を続けている。1月31日には、クラシック音楽の魅力を広める活動をしている椛島道治さん(92)の支援を受け、柳川市民文化会館でコンサートを開く。
20年の海外活動を経て…
二宮さんは、中学校の音楽教諭だった父・英昭さんや、ピアノ教室を開いていた母親、バイオリンを学んでいた兄の影響で小さい頃から音楽に親しみ、ピアノを始めた。柳川高校時代には、海外での活動を目指し、英語の習得にも集中。大分県立芸術短大を卒業後は、オーストリアのウィーン市立音楽院に留学した。ピアノ演奏科、アンサンブル指揮科などで学び、演奏活動や音楽教育の普及に努めた。
マレーシアにも拠点を設け、舞台芸術学校のクラシック音楽学部長などを務めたほか、ジュニアオーケストラを指導。初心者でも興味がある楽器を楽しめるように教えてきた。
約20年間の海外活動後、2010年に帰国。母親がけがをしたのをきっかけに、22年9月に柳川に帰郷した。現在は自宅でピアノ教室を開くほか、海外の生徒にリモートで教えたり、学校で公演をしたりしており、「音楽でワクワクを感じ、創造力、想像力を広めてほしい」と願う。
1月31日、市民文化会館で
25年6月には佐賀県基山町のギャラリーでコンサートを開き、ウィーン時代の知人と共演。同11月には柳川市三橋町の奏ホールで「音楽と文学の融合」をテーマに開き、芥川龍之介の「蜘蛛(くも)の糸」や北原白秋の「帰去来」をピアノの調べに乗せ、元アナウンサーの野尻あかねさんが朗読した。
1月31日のコンサートは、椛島さんが代表を務める「クラシック音楽を聴く会」が主催。椛島さんは、二宮さんの亡父・英昭さんが約40年前に柳川合唱団を結成するなどした活動を知っており、「二宮さんに大きな舞台で演奏してもらい、多くの人が、より音楽を好きになるような種をまいてほしい」と期待している。
午後2時開演。二宮さんと同じウィーン市立音楽院でバイオリンを学び、各国で活動する浅山薫さんが共演する。バッハ、エリック・サティ、バルトークや山田耕筰などの曲を演奏するほか、司会の野尻さんが白秋の詩などを朗読する。
チケットはほぼ完売。前売り一般3500円(当日4000円)、15歳以下1000円(同1500円)で、半券で北原白秋生家・記念館に無料で入場できる。
問い合わせは、椛島さん(0944-73-2371)へ。







