【熊本】純国産のラム酒が完成! 熊本大学が開発・販売

 熊本大(熊本市)が純国産のラム酒「ジャポニカス ラム アグリコール」を完成させ、2月26日から販売が始まった。なめらかな口当たりと甘みが特徴で、同大が手がける酒類は芋、麦、米焼酎、クラフトビールに続く5種類目となった。

なめらかな口当たりと甘み


開発したラム酒について語る谷特任教授(左)と大石酒造の大石恭介社長

 開発のきっかけは、生物環境農学国際研究センターの谷時雄特任教授(68)の研究中に起きたトラブルだった。分裂して増える「分裂酵母」を使って実験をしていた約15年前、装置が故障。失敗と思って捨てようとした酵母から吟醸酒のような香りが立ち上り、「お酒造りに使えるんじゃないか」と思いついたという。

 ラム酒には「ジャポニカス」という分裂酵母から生み出された「KumadaiM23株」を使用した。鹿児島県阿久根市の大石酒造と連携し、同県産のサトウキビを使って1年ほどかけて熟成させた。

 ストレートやロックのほか、コーラやお湯で割っても楽しめる。3種類あり、いずれも税込みで同大特別ラベルが1500円(200ミリ・リットル)、酒造ラベルが5720円(700ミリ・リットル)。明治時代まで用いられていたとされる兜釜(かぶとがま)蒸留器を使った「ジャポニカス カブト」は8800円(同)で計約480本限定。1本につき100円が同大基金に寄付される。同酒造のサイトでは26日から販売が始まり、同大でも27日から購入できる。


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