【長崎】南島原の新しい土産に!‟カステラの祖‟を商品化
長崎県南島原市の菓子店4事業者が、日本のカステラの原型となった、ポルトガルの伝統菓子「パォンデロー」の製法を元に、新商品「南蛮かすてほうろ」を開発した。2月から各店で販売している。
ポルトガルの伝統製法で
新商品は、卵黄と小麦粉、砂糖をこねて、直径18センチの素焼きの型で、高温で焼いた焼き菓子。水あめを加えてしっとりとさせた現代のカステラと違い、弾力のある食感と卵黄由来の濃い黄色の生地に特徴がある。
パォンデローはポルトガル北部に伝わる菓子で、守護聖人へのお供えとして焼かれていたという。「かすてほうろ」の名は、江戸時代頃の「南蛮料理書」の記載にならった。
大航海時代の16世紀、南島原の口之津港は、ポルトガル船の来航で様々な西欧文化がもたらされた。その歴史に基づく新たな特産品開発として2年前から、京都市のポルトガル菓子店「カステラ ド パウロ」の監修を受けながら、開発を進めていた。昨年度は、ビスケットの元となった菓子「南蛮びすこうと」などを完成させている。
吉田菓子店(深江町)、宝屋菓子舗(有家町)、石橋雲仙堂(同町)、長崎屋(南有馬町)が1500円(税抜き)で販売。京都に出向いて研修を積んだ吉田菓子店の吉田健志さん(28)は「カステラ以上の高温で焼くため、温度管理が大変だが、無添加で素朴な味に仕上がった。ヨーグルト、チーズなどと合わせて食べるのもおすすめです」と話している。
発売に先立つ2月18日、市役所で試食した松本政博市長は「大好きな味。地元の歴史も相まって、南島原ならではのお土産になる」と喜んだ。
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