【熊本・鹿児島】八代-出水市つながる!境川橋の連結式
熊本県八代市と鹿児島市を結ぶ南九州西回り自動車道(全長約142キロ)で、熊本県水俣市と鹿児島県出水市の県境に境川橋(仮称、231メートル)が架かったことを記念し、12月7日に現地で連結式が行われた。関係者らは、両県がつながったことによる地域活性化に期待を寄せ、早期全線開通に向けて思いを新たにした。
国土交通省八代河川国道事務所によると、境川橋は同自動車道のうち、未開通の水俣インターチェンジ(IC、水俣市)―出水IC(鹿児島県出水市)の間に位置し、2017年度に着工した。この日は、橋上で式典が行われ、関係者ら約100人が出席して節目を祝った。
式典では県境に設けられた穴に、代表者がスコップでコンクリートを流し込み、両県をつないだ。金子国交相は「歴史的な瞬間を迎え、うれしく思う」とあいさつ。木村敬知事は「八代から鹿児島までが結ばれ観光や経済交流が拡大する」、鹿児島県の塩田康一知事は「災害時の広域避難や緊急輸送で効果を発揮する」などと述べ、早期の全線開通に意欲を示した。
境川橋を含む水俣―出水IC間の開通時期は未定。同自動車道では他にも阿久根(鹿児島県阿久根市)―薩摩川内水引IC(同県薩摩川内市)の整備が続いている。
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