【宮崎】青島にもICカードで JR九州など対応駅を拡大
鉄道会社の交通系ICカードが利用できる宮崎県内のJR駅に2026年1月17日、宮崎市の日南線の6駅、新富町の日豊線の1駅が新たに加わることになった。JR九州などが12月8日発表した。カードが使える県内の駅はこれで19駅に増え、同社は乗客の利便性向上が期待できるとしている。
新たに7駅 1月17日から使用OK
発表によると、新たに対応可能となるのは、日南線は観光地・青島に位置する青島駅、野球の日本代表「侍ジャパン」が強化合宿を行うひなた県総合運動公園に近い木花駅など。日豊線はサッカーJ3・テゲバジャーロ宮崎の本拠地いちご宮崎新富サッカー場の最寄りとなる日向新富駅が加わる。
県内では現在、宮崎駅など12駅で対応しているが、対象外の駅でカードを使えないことに戸惑う県外の観光客も多かった。新たに対象となる7駅ではJR九州が発行する「SUGOCA(スゴカ)」など全国のカードが利用可能になり、混乱の緩和につながることが期待される。1駅あたり5000万円程度かかる専用機器の設置費用は県と宮崎市、新富町で分担した。
公共交通機関の決済方式を巡っては、宮崎交通が今年、クレジットカードの「タッチ決済」を取り入れるなど県内でも競争が始まっている。県総合交通課は「県民の円滑な移動手段の確保を念頭に最適な決済方式の実現を目指したい」としている。
advertisement




