野村不動産は7月28日、福岡市・天神で解体が進む大規模オフィスビル「福岡天神センタービル」の建て替え計画の概要を発表した。低層階に商業フロアが入る複合ビル(地上21階・地下3階)とする予定で、2025年度中に着工し、28年度の完成を目指す。
市「グリーンボーナス」に初認定
緑化や環境に配慮した計画として容積率(敷地面積に対する延べ床面積の割合)の緩和が受けられる福岡市の「グリーンボーナス」制度に初めて認定された。原則26年末を完成期限としている市の再開発誘導策「天神ビッグバン」は、対象外となる。
野村不動産によると、壁面やテラス、広場の緑化に取り組む計画で、2階~地下2階は商業フロアやオフィスラウンジ、会議室などが入る。3~20階をオフィスとし、21階や屋上にはテラスを設ける。
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