【佐賀】映画「ら・かんぱねら」を支援する会が解散式

 佐賀市川副町のノリ漁師徳永義昭さん(65)をモデルにした映画「ら・かんぱねら」を支援する会(陣内芳博会長)の解散式が、市内のホテルで開かれた。映画は全国約60か所の映画館で上映され、9月にかけても北海道や熊本などで予定されている。

全国60か所で上映、3万9000人以上を動員

 地元有志らでつくる支援する会は協賛金の呼びかけや炊き出し、俳優へのサポートなどを幅広く担い、映画制作を支えてきた。7月25日にあった解散式には、支援する会のメンバーや坂井英隆市長ら計約100人が参加。陣内会長は「支援する会を通じて多くの人と知り合うことができた」などとあいさつした。


感謝の思いを込めて「ラ・カンパネラ」を演奏する徳永さん

 また、主役を務めた伊原剛志さん、妻役の南果歩さんが「支援する会の皆さんの支えに心を打たれた」などと語るビデオメッセージも流された。徳永さんがピアノで「ラ・カンパネラ」を演奏し、「一人一人の力があってここまでこぎ着けることができた。感謝、感謝です」と喜んだ。

 支援する会によると、映画は今年1月31日に佐賀市のイオンシネマ佐賀大和で初上映後、全国で3万9000人以上を動員した。同シネマの入場者は7月までに2万人を超える人気で、福岡県大川市の大川シネマホールでは4月から上映が続いている。同ホールの中山美弥さんは「シニア世代のお客様が多い。ストーリー展開の面白さが支持されているのでは」と話していた。


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