【長崎】浦上天主堂の「双塔の鐘を聴こう会」 8月9日開催
長崎の文化を考えるNPO法人「アジェンダNOVAながさき」は8月9日、長崎市平和町の天主公園で、浦上天主堂の「双塔の鐘の音を聴こう会」を開く。原爆で破壊された天主堂で、ほとんど無傷で残った鐘と、米国から寄贈された新たな鐘が鳴る予定。
催しには、鐘の復活に尽力した米ウィリアムズ大のジェームズ・ノーラン・ジュニア教授(62)と、信徒で被爆2世の森内浩二郎さん(72)も参加する。また、インターネットでライブ中継し、国内外に平和の鐘を響かせる。
原爆耐えた鐘、米で復活の鐘 平和の音色
ノーラン教授は約2年前、森内さんから戦後再建された天主堂双塔の北側鐘楼の鐘の復活を提案された。すぐに賛同し、帰国すると米カトリック信徒らに寄付を募り、新しい鐘を復元。17日、関係者らに祝福された鐘はクレーンでつり上げ鐘楼に設置された。
当日は午前10時45分開会。ノーラン教授らのあいさつの後、11時2分に合わせて全員で黙とうし、戦後初めて響き合う二つの鐘の音を聞く。ライブ中継は同NPOのホームページから視聴できる。
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