【長崎】秋の大祭「長崎くんち」 踊町と演し物を発表

 長崎市の諏訪神社で開かれる秋の大祭「長崎くんち」(10月7~9日)について、長崎伝統芸能振興会は4月10日、「奉納踊り」に出演する踊町(おどりちょう)6か町とそれぞれの演(だ)し物を発表した。

 2025年の踊町と演し物は、▽西古川町=櫓(やぐら)太鼓・本踊▽新大工町=詩舞(しぶ)・曳壇尻(ひきだんじり)▽諏訪町=龍踊(じゃおどり)▽榎津町=川船▽賑町=大漁万祝(まいいわい)恵美須船▽新橋町=本踊・阿蘭陀万歳(おらんだまんざい)。金屋町は、人手不足などを理由に出演を辞退した。


2015年の「長崎くんち」で披露された西古川町の本踊

 踊町は通常7年に1度巡ってくるが、コロナ禍で2020~22年の3年間は奉納踊りが中止されたため、今回の踊町の出演は10年ぶりとなる。

 25年の踊町の幹事町を務める賑町の渡辺秀孝代表は「今年は諏訪神社の創建400年でもある。満場喝采になるよう頑張りたい」と意欲を見せた。

 稽古の始まりを告げる「小屋入り」は6月1日に行われる。


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