【大分】世界に3点 「ゲルニカ」のタペストリーを展示

 スペインの画家、パブロ・ピカソの代表作「ゲルニカ」を精密に再現したタペストリーが、大分市の大分県立美術館で公開されている。ピカソの意向で、世界で3点だけ作られたうちの一つ。6月22日まで。

県立美術館で6月22日まで


 ゲルニカは、ナチス・ドイツの無差別爆撃を受けたスペイン北部バスク地方の町、ゲルニカの惨劇を主題に、戦争批判と平和への希求を込めて1937年に描かれた。苦しみを受ける人や動物が寓意(ぐうい)として描かれている。スペインにある原画の貸し出しは許されていない。

 タペストリーのうち、83年に制作された3作目を群馬県立近代美術館が所蔵しており、今回、開催中の企画展「LINKS―大分と、世界と。」の中で展示されている。縦3.28メートル、横6.8メートルで、ほぼ原寸大。

 午前10時~午後7時。会期中無休。観覧料は一般1400円、高校・大学生1200円、中学生以下無料。問い合わせは大分県立美術館(097-533-4500)へ。


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