【熊本】空港アクセス鉄道、空港南側の敷地外に新駅計画
JR豊肥線と熊本空港(熊本県益城町)を結ぶ「空港アクセス鉄道」について、熊本県は6月18日、空港南側に新駅を整備する計画を公表した。7月に大津町など関係町村で住民説明会を実施する予定。
県議会の高速交通ネットワーク整備推進特別委員会で明らかにした。アクセス鉄道は全長約6.8キロの単線。JR肥後大津駅から国道57号や白川の上空を高架橋で横断し、空港敷地外の南側に新設する地上駅とつなぐルート案を示した。ホームの位置や空港ターミナルビルへの接続方法は、これから具体化していく方針で、空港がある高遊原台地の区間はトンネルを整備する。
特別委で、委員からは「空港利用者の利便性を考えれば、駅はターミナルに近い方がいい。なぜ敷地外になったのか」といった質問が出た。空港アクセス鉄道整備推進課は「駅周辺の将来の発展性が期待できる。空港に近いとより強固な工法が必要となり、費用もかかる」と説明した。