【熊本】あさぎり町産のコメが東京・歌舞伎座の弁当に!

 熊本県あさぎり町産のコメが歌舞伎座(東京)で販売する弁当に使われることになり、町と地元のあさぎり商社、飲食物販事業を担う歌舞伎座サービスの3者が覚書を調印した。


覚書に調印した高橋取締役(右)と北口町長(中央)ら

関係3者が覚書 年間6トン取引へ

 同社の顧問・立石正人さんが2025年3月、県東京事務所に出向中の町職員と知り合ったことをきっかけに町を訪問。農家の視察などを経て提供を打診した。

 町や同社によると、劇場内の食堂などで提供するすべての弁当に町産のヒノヒカリを使用するという。あさぎり商社が農家からの集荷や発送を担い、年間約6トンの取引を見込む。町の特産品を歌舞伎座で販売したり、特産品に歌舞伎座のロゴを使用したりすることなども今後、検討する。覚書の期間は1年間だが、延長も想定している。

 10月8日の調印式で、北口俊朗町長は「このような機会を与えていただき、感謝申し上げる。ご縁を深い交流につなげていきたい」とあいさつ。歌舞伎座サービスの高橋浩一郎取締役は「試食したがとてもおいしい。歌舞伎座をお米のアピールにうまく使っていただければ」と述べた。


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