大牟田市動物園に「モルモット舎」建設 来春に完成予定

 福岡県大牟田市は、同市動物園の整備事業の一環で、小型動物のモルモット舎の建設工事を始めた。飼育数を現在の約60匹から120匹程度に増やし、来年3月の完成を予定している。

120匹程度飼育へ 「園のシンボルに」


大牟田市動物園に設けられるモルモット舎の完成予想図(提供:大牟田市)

 モルモット舎は動物園の入場ゲート近くに完成予定で、総事業費は約2億1000万円。情報提供やイベントを開催できる従来のスペースに加え、モルモットが生活する様子を観察できる放飼場を設ける。建物から屋外に通じるスペースも設け、遊んだり散歩したりする様子を見ることができるようにする。総面積は約200平方メートルで、モルモットにストレスがかからないよう、広い空間を確保する。

 2019年、同動物園を題材に制作された映画「いのちスケッチ」では、主役の俳優が、モルモットを眺める場面が繰り返されていることもあり、同市観光おもてなし課は「120匹のモルモットを飼育する動物園は全国でも珍しい。大牟田市動物園のシンボル的な存在になればうれしい」としている。


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