がんばれ受験生! 森永ラムネ×西鉄「ラムねこ電車」運行中
ラムねこが描かれたヘッドマークを付けた西鉄5000形
記事 INDEX
- 色が似過ぎて…
- 集中したい時に
- 日々の努力で!
森永製菓(東京)のロングセラー商品「森永ラムネ」の公式キャラクター「ラムねこ」が、西日本鉄道(福岡市)の列車のヘッドマークに登場しました。西鉄電車5000形が今年で運行開始50周年となることなどに合わせて企画。「受験生応援列車」を掲げ、福岡市と福岡県大牟田市を結ぶ西鉄天神大牟田線を走っています。
色が似過ぎて…
ラムねこのヘッドマークは、天神大牟田線を走る1編成に装着。公共交通機関の車体をラムねこが飾るのは、初めてです。
森永ラムネは1973年発売。「ラムねこ」は発売50年の節目を迎えた2023年、商品のメインキャラクターに。容器の配色に似て体は青系、耳は赤系で、パッケージのデザインにも登場するようになりました。
一方、1975年デビューの西鉄5000形は、「アイスグリーン」と呼ばれる塗装色で、側面に「ボンレッド」の帯。カラーリングが似ている縁から、森永製菓が西鉄に打診して、ヘッドマークを付けて走らせることになりました。
集中したい時に
ラムネは子どもに限らず、受験生や社会人も、勉強や仕事の合間など集中力を高めたい時に食べている――。
そうした傾向に着目し、森永製菓は近年、「受験生応援」を掲げた販売促進策を展開。学問の神様として知られる菅原道真公をまつる太宰府天満宮(福岡県太宰府市)を社員やラムねこらが訪ね、参拝者にラムネを配るなどしてきました。
今回は、西鉄電車のヘッドマークに「受験生応援」を掲げて26年3月まで運行し、「ここまで頑張ってきた自分を信じて」といったメッセージとラムねこを描いたつり革広告も掲示します。
日々の努力で!
西鉄福岡(天神)駅で10月17日に行われた出発式で、森永製菓の瀧浩明・九州支店長は「色が酷似しているということでコラボが決まり、非常にうれしい。今後も受験生を応援する活動をしていきたい」とあいさつしました。
西鉄鉄道事業本部の藤浩士・営業部長は「沿線にある太宰府天満宮への祈願や、当日の受験への交通手段としてもぜひご利用いただきたい」と呼びかけました。
出発式に出席したラムねこは、20センチほどの歩幅で駅構内を移動。日々の一歩は小さくても、ゴールを目指して着実に前へ――。受験勉強にも通じそうな懸命な姿を、駅利用者らがスマートフォンを向けるなどして、温かく見守っていました。







