落語家の立川志の輔さんと立川生志(しょうし)さんによる恒例の「兄弟会」が12月19日、福岡市博多区の博多座で開かれる。15回の節目を前に、筑紫野市出身の生志さんが、博多座で記者会見し、「まだまだ通過点。落語をたっぷり楽しんでほしい」と意気込みを語った。
15回の節目「まだまだ通過点」
もともと師匠の談志さんと生志さんの「親子会」として2010年に開催されたが、翌年、談志さんが死去した後は、兄弟子の志の輔さんとの「兄弟会」として続いている。
恒例となった二人の忌憚(きたん)のない口上に続き、それぞれ50分の長講を一席ずつ披露する。
9月の会見で生志さんは、「(志の輔さんは)僕が弟子のように鞄(かばん)持ちをさせていただいた方。看板を並べて兄弟会を続けられてきたことはありがたい」としみじみ。「でも高座に上がれば同じ芸人なので、負けたくないとの思いでしゃべっています」と笑顔で語った。
志の輔さんは「博多座には独特の気がある。本当に素晴らしく、それをお客さんに伝えるため一生懸命しゃべっています」との談話を寄せた。
チケットの一般発売は25日から。A席6500円、B席5000円。問い合わせは、博多座(092-263-5555)へ。
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