夜の福岡城跡を巡るアートイベント 「光の城郭まつり」開催中
オブジェ「御神木」に提灯を掲げると、会場の木々を照らす明かりの色が変化する
国史跡の福岡城跡 (福岡市中央区)で、歴史とデジタルアートを融合させた夜のイベント「Fukuoka Lights Festival 2025~光の城郭まつり~」が12月14日まで開かれています。入場無料で、18~21時に開催。「過去と未来」をテーマに、光と音のシンクロ、プロジェクションマッピングなどの演出で幻想的な空間を生み出します。
提灯を手に城跡を散策
イベントは福岡市の主催。平和台陸上競技場そばにある受付で、各グループに提灯(ちょうちん)が一つ貸し出されます。参加者は提灯の明かりを頼りに、夜の福岡城跡を散策します。
会場では、かつて本丸にあったという御神木や門などを光のアートで再現しています。福岡城の歴史と、昼間とは違う夜の魅力を多くの人に知ってほしいという思いを込めた演出とのことです。
照明と音楽がシンクロ
夜の城跡を歩いていると、石垣の陰影や木々のライトアップが楽しめます。会場内は、提灯を手にしたカップルや家族連れ、外国人観光客でにぎわっていました。
場内の桜園では、2025年の干支(えと)・巳(み)にちなんで、大蛇をかたどったオブジェが飾られています。左右に鏡が置かれており、インスタ映えスポットの一つです。
順路を進んでいくと、「御神木」をイメージしたオブジェと茅の輪(ちのわ)が現れます。輪をくぐってオブジェに提灯をかざすと、会場全体の照明と連動する仕掛けになっており、御神木から光のエネルギーが広がっていく演出を体験できます。
会場には、飲食ブース「城郭屋台街」もあり、冷えた体を温めることができます。おでんやイカ焼き、アジフライ、たこ焼きといった屋台グルメ、射的など13の出店が並び、夏とはまた違うお祭り気分を楽しめます。










