福岡市東区のアイランドシティ内にあるコンテナターミナル入り口に、長距離トラック運転手や物流関係者の休憩スペースを兼ね備えたコンビニ店が、オープンした。残業時間規制で輸送力低下が懸念される「2024年問題」への対策の一環で、福岡市の第3セクターも整備に協力した。
「ファミリーマートみなと香椎店」で11月中旬に開店した。店内には、コンセント付きイートインスペースを8席、トイレを通常の2倍の4基用意し、女性のためのパウダールームも設置した。通常の店舗にはないカー用品も取り扱っている。大型車用の駐車場を備えているほか、運転手の利便性を高めるため、船へ荷入れをするための待機場所にも接続させた。
国は昨年4月から、トラック運転手が4時間ごとに30分以上の休憩を取ることなどを企業側に義務付けている。物流関連の企業から休憩できる場所の確保などを求められ、市の第3セクターが女性用施設の整備などに協力した。
開店記念式典で、高島宗一郎市長は「『ドライバーをしてみたい』と思う方が増えていく環境作りに寄与していきたい」と話した。
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