「これ何ごみ?」画像分析でAIがお知らせ! 福岡市で実証実験
家庭ごみ全ての分別を判定するサービスのイメージ
福岡市とLINEヤフーコミュニケーションズ(本社・福岡市)は2月、2025年10月から実証実験中のLINEを活用したごみ分別支援サービスの対象を拡大しました。これまでは撮影した写真からプラスチックかどうかのみを判別していましたが、家庭ごみ全区分について何に該当するかが分かるように。市は27年2月のプラスチックの分別収集開始に先立ち、このサービスが市民の負担軽減につながるかどうかを検証する考えです。
プラ分別を控え 負担軽減図る
今回始まった実証実験では、スマートフォンで市の案内ページからサービスの画面に接続し、分別が分からないごみの写真を撮ると、生成AIが「燃えるごみ」「燃えないごみ」「空きびん・ペットボトル」「粗大ごみ」「プラスチック」のどれに当てはまるかを判定。判別理由、分別方法と合わせて通知してくれます。加えて、処分したい物の名称を入力すれば判別する機能も備わっています。
27年2月スタートを予定しているプラスチックの分別収集により、市民が分別の判断に迷うケースが増えると想定されることから、市は25年10月、同社と協力してLINEを活用したプラスチックの分別支援サービスの実証実験を開始しました。これに合わせて11月には、同市東区と南区の一部(計約4000世帯)をモデル地域に定めて、プラスチックの分別収集も先行実施しました。
精度など検証して導入を検討
同社によると、プラスチック分別の実験に参加した市民を対象にしたアンケートでは、86.6%が分別支援サービスを「続けて使いたい」と回答。要望として「プラスチック以外のごみも判定できると助かる」「カメラの画角を広くしてほしい」といった声も上がりました。このため、同社はサービスの機能を市の家庭ごみの全ての分別区分に対応させ、操作方法や画面表示も改良しました。
市は2月、新たに同市中央区と東区の一部地域をモデル地域として、プラスチックの分別収集を行っています。同社は両地域の対象住民にも今回の実証実験に参加してもらい、使いやすさや有用性、AI判別の精度などを検証する予定です。
実証実験は2月末までの予定。市環境局計画課の江野功太郎課長は「精度や実際に役立つかどうかという点を見極め、導入を検討していきたい」と話しています。







