【熊本】県道熊本高森線の4車線化工事が完了 益城町で
熊本地震で未曽有の被害を受けた熊本県益城町で、創造的復興事業として県が進めてきた県道熊本高森線の4車線化工事が完了し、3月20日、全線(約3.8キロ)が開通した。木村敬知事は被災から4月で10年となることを踏まえ、「大きな節目の年に供用開始を迎えられて心よりうれしい」と喜んだ。
熊本地震から10年 「県全体の発展に」
4車線化された区間は、熊本市東区と同町をつなぐ片側1車線で、幅は約10メートルと狭く、朝夕には交通渋滞が発生。熊本地震では沿道の建物が倒れて道路をふさぎ、緊急車両の通行を妨げた。県は防災機能を強化しようと、総事業費約269億円で2019年に道路拡幅工事に着手。幅は27メートルに広げ、整備を終えた同市側から利用を始め、同町の惣領―寺迫交差点(約2.2キロ)が未開通だった。
惣領交差点でこの日午前、式典が行われ、木村知事や西村博則町長らが車道をふさいだバーを撤去。町立広安小の児童たちが「がんばろう益城 これからも未来へ」とのメッセージを掲げ、パトカーの先導で車道の通行が始まった。西村町長は取材に対し、「益城だけでなく、県全体の発展につなげたい」と語った。
午後から町総合体育館で行われた開通式には約300人が参加し、関係者らがくす玉を割って祝った。同町の会社員(45)は被災当時、車の走行が難しいエリアもあったことを振り返り、「(全線開通まで)あっという間だった。益城のことを考えてもらえてありがたい」と話した。
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