「は・か・た・の・しお」がイメージ一新 2代目は福岡のユニット!

「Novembre」にインタビュー


オーディションで選ばれたNovembreの2人

 あいうえお作文で伯方の塩の新しいイメージを表現したNovembreは、福岡を拠点に活動するボーカルユニットです。曲の制作過程、2代目に選ばれたときの感想などを聞きました。


Novembre(ノヴァンブル)

ギター・コーラスの梅田晋之介さん(27)とボーカルの南詩乃さん(27)によるボーカルユニット。専門学校の同級生だった2011年に結成し、福岡市を拠点に活動している。2人の誕生日とユニット結成がいずれも11月だったことなどから、フランス語で「11月」を意味する「Novembre」となった。


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「の」に苦労しました

――オーディションに応募したきっかけを教えてください。

梅田 インターネット上でオーディションが話題になっており、昨年の春頃に知りました。母に勧められたことや、「おもしろそうだな」と思ったのがきっかけですね。

――あいうえお作文で表現したのはなぜですか?

梅田 「は・か・た・の・しお」というフレーズで締めるために、まずはつながりが出るような曲を作ろうと思いました。CMにちょうどよい長さで、覚えやすくて、自分たちらしいアコースティックサウンドを意識して歌詞の原案を書きました。


曲作りの過程を振り返る梅田さん

――制作期間はどれくらいだったのですか?

梅田 1週間くらいですかね。
 完成したのは締め切りぎりぎりでした。歌詞は話し合いながら改良を加えていく感じで進めて、自分たちのオリジナル曲を作っている感覚でした。曲ができて、最後のフレーズと歌詞がはまったときはうれしかったです。

――苦労した部分は?

梅田 「の」の部分ですね。「は」「か」「た」はすぐ浮かんだのですが、「の」で始まる言葉はかなり苦労しました。ここが決まらないと後の歌詞もできませんから。スマートフォンで予測変換を順番に見ていき、「『のぞく』ええやん!」という経緯で決まりました。


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伯方の塩の新しいイメージに

――塩に持っていたイメージは?

梅田 祖母がよく料理を作ってくれて、その味付けで使うのを見てきました。伯方の塩は荒々しいサウンドロゴのイメージが強いですが、やっぱり調味料には家庭的なイメージがあると思います。


グランプリに決まったときの驚きを語る南さん

――グランプリを取ったときの感想は?

 うれしさより驚きが大きかったですね。まさかグランプリを取れるとは思っていませんでしたから。あと、メディアからの取材が多く、SNSでの反響も大きかったのが予想外でした。
梅田 伯方の塩が全国に浸透しているということを、今回の企画で実感しました。

――その後の変化はありましたか?

梅田 ラジオやイベントの出演機会は少し増えました。新型コロナウイルスの影響でいくつかは中止になってしまいましたが…。


Novembreが制作したCD。これまで3枚をリリースしている

――今後の目標を教えてください。

梅田 伯方の塩のフレーズは、気づいたら知っていたという人も多く、日本中に浸透しています。その2代目になれたことはとてもうれしいです。初代と同じように、自分たちの「は~か~た~の~しお♪」が小さな子たちに浸透してくれたらうれしいです。
 塩を若い人たちに広げるために行っている企画で、そこに関わることができてうれしく思います。これからもいろいろなことに挑戦して、Novembreの魅力を伝えたいです。


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