タッチ決済、西鉄全駅に! 今年度中にクレカ対応を拡大

 西日本鉄道(福岡市)はクレジットカードをかざすだけで電車の運賃を支払うことができる「タッチ決済」の自動改札を全73駅に導入すると発表した。順次、設置を進めて2024年度中の完了を目指す。交通系ICカードを持たない訪日客らの利便性を高め、利用を増やしたい考えだ。

 天神大牟田線の福岡(天神)、薬院、大橋など主要7駅では23年5月までに導入済みで、訪日客の利用が拡大している。国内客もチャージが必要な交通系ICカードから不要なクレジットカードに切り替える動きが出ており全駅への拡大を決めた。

バスでも「拡大を検討したい」

 タッチ決済に対応したクレジットカードは増えており、全国的にも自動改札への導入は進んでいる。JR九州も鹿児島線など3路線の計68駅に設置しているほか、福岡市地下鉄も全駅で導入済みだ。北陸鉄道(金沢市)や名古屋鉄道(名古屋市)なども採用している。

 西鉄は路線バスの一部でもクレジットカードのタッチ決済を取り入れており、担当者は「対象路線の拡大を検討したい」としている。


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