防災機能を備えた大型遊具が完成 久留米市の津福公園に
福岡県久留米市津福本町の津福公園に防災機能を持つ大型複合遊具が完成し、全ての整備事業が完了した。市のイメージキャラクター「くるっぱ」のオブジェをあしらってあり、4月26日の利用開始に合わせ、園内で開催予定のイベントでお披露目される。
4月26日に利用開始
市が管理する総合公園で、広さ約8ヘクタール。市によると、整備事業は1982年に始まり、96年度に着工、99年度に多目的広場など一部が供用された。災害復旧活動の拠点などに指定されており、3月末で防災機能を備えた公園としての整備が終わった。
くるっぱのオブジェは完成した大型複合遊具の頂上に設置され、デザインには久留米のフルーツも取り入れた。平時は滑り台などで遊べて、災害時には遊具の支柱部分などにテント幕を張って簡易的なプライベートスペースが確保できる。授乳室や救護室などでの利用を想定しているという。事業費は約4200万円で、国の交付金を活用した。
園内には、テント幕やブルーシートを張り、更衣室や休憩室などに利用できる防災機能付きの遊具6基も設置した。テント幕を張り、救護室や更衣室として活用できる防災あずま屋8棟、簡易トイレになる防災ベンチ9基、調理に使えるかまどベンチ10基もあり、太陽光発電で照明や非常用電源として使えるソーラー照明灯を備える。