【宮崎】牛乳パックで特殊詐欺防げ!側面でアプリを紹介

 宮崎県警と南日本酪農協同(宮崎県都城市)は、スマートフォン用「特殊詐欺対策アプリ」のダウンロードの呼びかけがデザインされた、同社の主力商品「デーリィ牛乳」のパック(1リットル入り)を発表した。両者が協力し防犯意識の高揚を図る取り組みの一環で、宮崎、鹿児島両県で60万本が販売される。(杉尾毅)


特殊詐欺対策アプリをPRする牛乳パックを持つ三木生活安全部長と百丸社長


「安全で安心なまち」へ二人三脚


 パックは側面の「広報欄」に、詐欺電話をブロックする警察庁推奨アプリを周知する内容をデザイン。アプリのダウンロード用のQRコードや、架空料金請求など特殊詐欺への警戒を訴える県警マスコットキャラクターなどをあしらっている。

 宮崎県警は2024年、南日本酪農協同との間で締結した「安全で安心なまちづくりに関する連携協定」に基づき、デーリィ牛乳を活用した防犯対策の啓発に取り組んできた。

 パックへのデザインは協定の1年目には声かけ事案について、2年目は警察官をかたるニセ警察詐欺への注意や対策を促すメッセージを記載。デーリィ牛乳は宮崎、鹿児島両県で販売されており、2年目からは鹿児島県警のホームページにつながるQRコードの掲載なども始めた。

特殊詐欺被害はなお高水準

 ニセ警察詐欺を含む特殊詐欺の被害は深刻で、26年1~9月の両県警の統計によると、宮崎県内で127件計約10億8000万円、鹿児島県内では369件計約20億円の被害を確認した。いずれも前年同期を下回っているものの、依然高水準だという。

 こうした状況を受け、3年目のパックは警察庁推奨アプリをデザイン。このアプリは2種類あり、全国ですでに260万件超がダウンロードされているという。

 宮崎県警の三木健次生活安全部長が10月20日に南日本酪農協同を訪れ、協力に対して百丸俊昭社長に感謝状を贈るとともに、新しいデザインのパックを披露した。百丸社長は「牛乳パックを手にしてもらうことで、少しでも詐欺被害の防止につながってほしい」と話した。

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