【大分】南こうせつさん兄・南慧昭住職が「歌説法」

 歌手の南こうせつさんの実兄で、曹洞宗「勝光寺」(大分市)の南慧昭(えしょう)住職(80)が9月5日、大分県日田市中津江村の中津江公民館で、オリジナルの歌にのせて仏教の教えを説く「歌説法」を行った。


歌を交えながら教えを説いた南住職


 南住職は会社を定年退職後、修行を始め2005年、実家の同寺で住職を継いだ。難しい言葉を並べるだけでは教えは伝わらない、と自作の歌を披露しながら説く「歌説法」をこれまで、全国600か所以上で実施してきた。

 今回は「心の健康~歌説法」をテーマに、県中央部を流れる清流、大野川をたたえる「大野川讃歌(さんか)」などを歌いながら、核家族化の進展、自然環境の悪化、長引く新型コロナウイルス感染症などについて言及。

 「過去のことをいろいろ悩んでも仕方ない。未来のことも分からない。何とかなるさの気楽さで、今を楽しく生きることが大切」と語った。


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