約400年の歴史がある北九州市の夏祭り「小倉祇園太鼓」(国重要無形民俗文化財)の保存振興会は、今年の本祭りを7月19~21日に開催することを決めた。打ち初め式は同1日午後7時からJR小倉駅前で実施し、各団体が太鼓の練習を解禁する。
本祭りは19日の宵祇園で開幕。20日は中学生以下の子どもたちが太鼓の技量を競う「子ども競演会」、21日には各団体がバチさばきを披露し合う「太鼓総見」が行われる。
4月26日の会員総会後に記者会見した中村真人・保存振興会会長は「にぎわいのある祭りにしたい」と意気込みを語り、小倉北区中心部で火災が相次いでいることを受け、「太鼓の音で元気を出して早く復旧してほしい」と話した。