3年ぶりに「夏」が来る! 待ちわびた小倉祇園太鼓がまもなく開幕

小倉城大手門前広場で行われた競演大会で、威勢のいい掛け声とともに太鼓や鉦を打ち鳴らす参加者(写真はいずれも2019年7月撮影)

 北九州市の夏祭り「小倉祇園太鼓」(国指定重要無形民俗文化財)が3年ぶりに開催される。メイン行事の「競演大会」はとりやめ、観覧席も設けない。代わりに、各団体が演奏を披露して技術を高める「太鼓総見」を初めて実施することになった。


日が暮れるころ、小倉城のそばで太鼓の練習

宵祇園。小倉っ子の血が騒ぐ


 力強い太鼓の音が、街のあちこちで鳴り響く夏の小倉の風物詩。前回、3年前の熱気を写真で振り返りながら、突如発生した新型コロナウイルスにこれほど翻弄(ほんろう)されることになると誰が想像しただろうか――と改めて思う。


JR小倉駅前であった打ち初め式。威勢のいい音が響いた

 約400年の歴史を紡いできた小倉祇園太鼓。小倉城を築いた細川忠興公が、城下の無病息災と繁栄を願い、1617年(元和3年)に始めたとされる。明治、大正を経て、山車の前後に太鼓を載せる現在の形に。「ヂャンガラ」と呼ばれる摺り鉦による独特のリズムと、太鼓の両面打ちが特徴だ。


激しい雨の中で行われた据え太鼓の競演会

 規模を縮小して行われる今年の祭りは7月1日、JR小倉駅ペデストリアンデッキでの打ち初め式で幕を開ける。据え太鼓などが披露される本祭りは7月15~17日に予定されている。


約4000人が市中心部を練り歩いた打ち納め行事「廻(まわ)り祇園」

 小倉祇園太鼓の保存振興会では、コロナが急拡大した場合は祭りを中止することにしており、太鼓練習や主要行事での「マスク着用・3密回避・時間短縮・直会禁止」といった対策の順守を求めている。


母親に抱かれ、祖父がたたく太鼓を聞く幼児。将来、遠い記憶にこの音がよみがえるだろうか



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