【鹿児島】「上品で繊細」な県産紅茶 飲料メーカーとPR

 鹿児島県と飲料メーカーの「アサヒ飲料」(東京)、「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」(名古屋)の両社は4月30日、協力して県産紅茶の魅力を発信する取り組みを始めた。


県産紅茶を使ったペットボトル飲料を手にする米盛部長(左)とアサヒ飲料、ポッカサッポロフード&ビバレッジの担当者ら

 アサヒ飲料は30日、県産茶葉を使った「CRAFT和紅茶」を発売。ポッカは2016年から「かごしま知覧紅茶」を販売している。5月15日までアサヒ飲料の公式X(旧ツイッター)アカウントのフォローなどで100人に飲み比べセットなどが当たるキャンペーンを展開。県のアンテナショップ「かごしま遊楽館」(東京)では試供品を配る予定。

 30日に県庁を訪れたアサヒ飲料の安江奈美子・執行役員マーケティング副本部長は「うま味が引き立つまろやかさと、上品で繊細な香りが鹿児島県産紅茶の特徴」と紹介。ポッカの北山淳・九州支社長は「焼酎の紅茶割りなども提案していきたい」と話していた。

 県によると、県産紅茶の生産量は220トン(2022年産)で国内生産量の8割を占める。応対した県農政部の米盛幸一部長は「県産紅茶を使ってもらってありがたい。積極的に協力したい」と歓迎していた。


advertisement