【熊本】南阿蘇のビール完成 村産のホップ、大麦、水で!

 熊本県南阿蘇村産のホップ、大麦、水を用いたビールが完成した。南阿蘇づくしのラガービールで、同村の「みなみ阿蘇ビール」が手掛けた。ドイツ風ソーセージに合うすっきりとした味わいが特徴だ。10月15日から、同社の公式ホームページなどで販売される。


南阿蘇村づくしのラガービール

 金色に輝く液体は清涼感たっぷりで、いかにものど越しがよさそう。梶川悟史社長によると、冷蔵庫でキンキンに冷やし、味が濃い食べ物と楽しむと、切れ味が際立つ。

 村産の素材にこだわったビールを開発したいと、梶川社長は村で2019年から試験栽培が進むホップに注目。今年7月に初めて本格収穫されたものを用いた。村の地下水を仕込み水に使い、村産の大麦も確保した。

 味わいは、ドイツの伝統的な製法でソーセージ作りを行う「阿蘇ナチュラル・ジェイファーム」(南阿蘇村)が協力。ドイツで秋に開かれる世界最大のビールの祭典にちなみ、「阿蘇オクトーバーフェスト」と命名した由縁だ。

 「ジェイファームさんのソーセージと共に味わい、ドイツの風を感じながら、南阿蘇を満喫してほしい」と梶川社長。330ミリ・リットル入りの1000本を販売し、税込み770円。問い合わせは、みなみ阿蘇ビール(0967-65-8592)へ。


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