【長崎】諫早「うないさん」の回転焼きが好評!

 ウナギ料理で有名な長崎県諫早市を盛り上げる「ゆるキャラ」の「うないさん」をかたどった回転焼きが好評だ。製造、販売を手がけるのは就労支援施設「ぱれっと」。10月から毎週水曜に販売しているが、人気の高まりを受け、11月は出張販売も行う。


「うないさん」の回転焼きをPRする就労支援施設の利用者とスタッフら

就労支援施設が5種を製造

 回転焼きは「諫早のうなぎの妖精 元祖回転焼き」の商品名で、1個200円(税込み)。真ん丸な目のうないさんが笑顔でしっぽを振っている。味は黒あん、白あん、黒ごまあん、カボチャあん、栗あんの5種類で、北海道産の小豆を使用している。

 デザインは、うないさんの「マネジャー役」を務める市民グループ「うないさん隊」(約20人)の協力を得て考案した。製造、販売に向けてクラウドファンディングを実施し、今年2月から2か月間で目標の30万円を達成。8月に諫早市松里町の「有喜UKIビーチ」で開かれた祭りで約250個を売り上げ、手応えをつかんだ。

毎週水曜販売 11月19、20、23日出張も

 10月からは、毎週水曜に障害者が働く「お食事処 ぱれっと」(諫早市川床町)前で販売。一日に100個ほど売れ、出張販売の依頼も舞い込んでくるようになった。


うないさん(うないさん隊のSNSから)


 11月19、20日に諫早市役所前の広場、23日には諫早神社で行われる催しに出向いて販売予定だ。施設で働く障害者の男性(54)は「回転焼きの人気が高まることで、今まで以上に仕事にやりがいが持てる」と話す。

 9月に開業した西九州新幹線の駅があり、交通の要衝として注目される諫早には、ビジネス客や観光客の増加が期待されている。「ぱれっと」を運営するNPO法人「花の会」の神崎幸人理事長は、「地元で人気のうないさんを県外の人にも知ってもらいたい。うないさんパワーで利用者の工賃アップにもつながれば」と話している。


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