【熊本】8月15、16日に山鹿灯籠まつり 実行委がPR

 8月15、16日に熊本県山鹿市で開催される「山鹿灯籠まつり」をPRしようと、実行委員会の関係者らが1日、県庁を訪れ蒲島郁夫知事を表敬訪問した。


蒲島知事(前列右から3人目)に「山鹿灯籠まつり」をPRする実行委員会の関係者ら

4年ぶりに「千人灯籠踊り」

 まつりは、山鹿を訪れた景行天皇が深い霧に行く手を阻まれたとき、里人たちがたいまつで迎えたという伝承が由来とされる。新型コロナウイルスの感染拡大で、2020年から3年連続で神事のみが実施されていたが、今年は新型コロナの感染症法上の分類が5類に引き下げられたことなどから、ハイライトの「千人灯籠踊り」などのイベントが4年ぶりに開催される。

 この日は、早田順一山鹿市長や山鹿灯籠踊り保存会のメンバーが県庁を訪れ、蒲島知事にポスターなどを手渡したほか、会員による踊りも披露された。早田市長が「歴史と伝統を国内外に発信し、たくさんの人に来ていただきたい」と述べると、蒲島知事も「暑さに注意されてあでやかな踊りを披露してほしい」と語った。

 保存会の藤本由紀乃副会長は、「4年ぶりの開催はうれしいが緊張もある。感謝の気持ちを込めて踊りたい」と話していた。


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