テニスの若手プロ選手らの登竜門「久留米市ユー・エス・イーカップ国際女子テニス2024」(九州テニス協会主催、読売新聞社など後援)の本戦が5月14~19日、福岡県久留米市の新宝満川地区テニスコートで開かれる。日本を含む12か国・地域から延べ約80人が出場する予定で、大会関係者は「トップクラスの選手たちによる臨場感あふれる試合をぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。
大会は、1市4町の合併で現在の久留米市が誕生した2005年に始まった。国内で開かれる女子テニスの国際大会では4番目の規模で、シングルスとダブルスで行われる。成績は世界ランキングに反映され、賞金総額は6万ドル。過去には大坂なおみ選手など世界で活躍する選手も出場した。
17回目となる今大会には、前回大会のシングルスで優勝したエミーナ・ベクタス選手(米国)や、アリーナ・ロディオノワ選手(豪州)をはじめ、国内からは加治遥選手(島津製作所)らがエントリーしている。13日にシングルスの予選があり、本戦の決勝はダブルスが18日、シングルスが19日に行われる。観戦無料。
18日は、伊達公子さんらを育てた小浦猛志さんをコーチに招いたレッスン(6~15歳と中学生以上が対象)、19日は日本テニス協会専務理事の福井烈さんによるレッスン(中学生以上が対象)がある。事前の参加申し込みは締め切ったが、定員にまだ空きがあるため、13日から会場で参加を受け付ける(先着順)。
大会ディレクターの岡村隆裕さんや原口新五市長らが5月1日、市役所で記者会見し、概要を発表した。岡村さんは「ウィンブルドン選手権などを目指す選手たちが繰り広げる熱戦を間近で見てほしい」と話した。
問い合わせは実行委員会(0942-39-4800)、13日からは大会本部(0942-64-8670)へ。