【山口】長門湯本温泉街を光で演出 テーマは金子みすゞ

 童謡詩人、金子みすゞの出身地・山口県長門市の長門湯本温泉街で、遊歩道などが幻想的な明かりに彩られ、みすゞファンや観光客がそぞろ歩きを楽しんでいる。3月3日まで。


揺れ動く明かりの下、散策を楽しむ人たち


 「音信川(おとずれがわ)うたあかり2024」と題し、地元のまちづくり会社「長門湯本温泉まち株式会社」がみすゞの詩をテーマに5年前から続けている。日暮れとともに河川敷までの長い階段や川沿いの遊歩道を色とりどりにライトアップ。みすゞの「私と小鳥と鈴と」などの朗読をBGMに、詩に合わせた影絵が路面に投影される。ファンタジー感あふれる世界に魅了され、リピーターも多いという。


 同社イベント担当の白石千里さんは「来年も来たいと思ってもらえたらうれしい」と話している。


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