【大分】石川応援!別府で和倉温泉の湯 3月10日に催し

 能登半島地震の被災地を支援しようと、入湯客らに石川県七尾市にある和倉温泉の湯につかってもらう催しが3月10日、大分県別府市で開かれる。義援金を募り、被災して休業している和倉温泉の施設に贈る計画だ。


湯を提供した和倉温泉「総湯」(別府市提供)

 別府市はこれまで、石川県能登町(2月7~19日)、珠洲市(同23日~3月7日)に移動型の温泉施設を持ち込み、被災者向けの入浴支援を実施。今回の催しは、湯を無料で提供し、協力してくれた施設がある和倉温泉にエールを込めて企画した。

 催しは、別府市営温泉「海門寺温泉」で10日午前11時~午後2時(予定)に開催。七尾市から別府市に持ち帰った湯に入浴できるのは先着男女各100人で、午前10時45分から整理券を配布する。海門寺温泉には男女ともに浴槽が二つずつあり、片方に和倉温泉の湯が使われる。


被災したことが分かる総湯前の道路(別府市提供)


休業施設へ義援金を募る


 入浴料は無料だが、義援金として300円以上を募り、和倉温泉の施設「総湯」に役立ててもらうという。別府市観光課は「和倉温泉はあまりなじみがないかもしれないが、この催しを通じて知ってもらい、営業が再開したら、ぜひ訪ねてほしい」としている。

 問い合わせは同課(0977-21-1128)へ。


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