【長崎】軍艦島を「立体シアター」で体感! 公開始まる

 長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)の往時の姿を3次元で映し出す「立体シアター」の公開が3月7日、同市松が枝町の軍艦島デジタルミュージアムで始まった。過去へタイムスリップしたような気分で軍艦島を体感できる。

実写版「進撃の巨人」特別版も


軍艦島の往時の姿を映し出す「立体シアター」

 軍艦島は世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つ。50年前の1974年1月に閉山し、同4月に無人化した。同ミュージアムでは往時のにぎわいを今に伝えるため、昔の写真などをもとに立体シアターの準備を進めてきた。

 立体シアターは幅6メートル、奥行き5メートル、高さ2.4メートル。天井と正面、床、両側面の計5面のディスプレーに3D映像が投影される。また、軍艦島をロケ地として撮影された実写版「進撃の巨人」の特別バージョンも上映している。

 同ミュージアムの久遠裕子プロデューサーは「理屈抜きで楽しむことができる。船が苦手で軍艦島を訪れることのできない人にも来てほしい」としている。


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