【鹿児島】徳之島世界遺産センター、12月21日に開館へ

徳之島世界遺産センターの完成予想図(画像はいずれも環境省提供)

 環境省が鹿児島県の徳之島で整備を進める「徳之島世界遺産センター」は12月21日に開館式典を予定している。運営するのは、県や地元3町でつくる管理運営協議会(会長=高岡秀規・徳之島町長)で、島にある自然遺産の価値や魅力を発信する。


 センターは2023年5月に着工。木造平屋で、延べ床面積は約450平方メートル。徳之島の動植物約140種を紹介するジオラマや、自然遺産エリアを望む展望スペースなどがあり、島の自然や文化に触れることができる拠点として位置づけられている。総事業費は約8億円。


 徳之島町役場で6月17日、センターの管理運営に関する協定の締結式が行われ、3町長ら関係者が出席。高岡会長と環境省沖縄奄美自然環境事務所の北橋義明所長が署名した。センターは同町花徳の県道80号沿いに整備され、敷地には道の駅「とくのしま」やイベント広場なども併設される。


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