【大分】福沢諭吉「最後の1万円札」が故郷・中津市に

 7月3日に肖像を渋沢栄一と交代した福沢諭吉の1万円札の最終製造券がふるさとの大分県中津市に寄贈され、16日、福沢諭吉旧居・福沢記念館で披露された。今後、同館で展示される。

福沢記念館で展示


福沢諭吉の「最後の1万円札」(右)を展示した奥塚市長(右から2人目)や安徳支店長(同3人目)ら

 福沢の1万円札は2年前まで印刷された。アルファベットと洋数字を組み合わせた「記番号」入りの最終製造券は、紙幣の広報に協力したことなどへの感謝として、日本銀行から慶応義塾や京都の平等院といったゆかりの団体に寄贈されている。

 中津市に贈られたのは、記番号「ZE299998X」の1万円札。日銀本店で3日、植田和男総裁が奥塚正典市長に手渡した。

 お披露目式で、安徳久仁理・大分支店長は、福沢が1984年以来約40年間肖像だったことにふれ、「これまでの中津市の方々の助力に感謝申し上げる」とあいさつ。奥塚市長は「植田総裁から『お疲れさま』という言葉とともに(最終製造券を)いただいた。福沢先生の魂を中津市の精神的支柱として、地域振興のシンボルにして顕彰活動を続けていきたい」と述べた。

 同館は、福沢が肖像となった84年と2004年に発行された1万円札の通称「B1号券」(記番号・A000001B)と並べて展示する。


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