【長崎】救急車を呼ぶ?相談ダイヤル「#7119」スタート

 長崎県と県内21市町は8月1日から、救急車の出動要請が必要かどうかを電話で相談する共通ダイヤル「#7119」の運用を始めた。看護師らが年中無休の24時間態勢で対応し、救急搬送の必要性や応急手当ての方法を助言したり、受診可能な病院を案内したりする。


共通ダイヤル「#7119」を紹介するチラシ


 共通ダイヤルは2007年に東京都で導入され、各地に広がった。傷病者の不安の軽減に加え、救急車の適正利用を促すことで出動件数を減らし、現場の逼迫(ひっぱく)を解消する狙いがある。


 窓口の名称は「県救急安心センター」。県内全域が対象だが、佐賀県との県境や一部の離島でつながらない場合があり、その際は「095-801-1217」に電話する。看護師が常駐し、医師が助言する態勢も整っている。救急車の出動が必要と判断した場合は119番を促し、窓口からの転送は行わない。

 長崎県消防保安室は「本人でも家族でも、救急搬送などに関して悩んだ時には、ためらわずに電話してほしい」と利用を呼びかけている。


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