【山口】御朱印ならぬ「御渚印」 光の海岸へ来た証しに

 山口県の光市観光協会が市内の虹ヶ浜、室積海岸をPRして誘客につなげようと、訪れた証しとなる「御渚(しょ)印」を作った。近年ブームになっている神社仏閣の「御朱印」や、鉄道会社の「鉄印」の海浜版として販売している。

市の20周年を記念


御渚印を披露する仁賀井さん(左)と坂口さん

 旧光市と旧大和町の合併で誕生した市の20周年を記念して企画した。御渚印(縦16センチ、横11センチ)は虹ヶ浜、室積海岸のそれぞれが縦横2種類で1セットになっている。

 両海岸の名称は、カラクリ文字で知られる書道家坂口赤道さん(47)(広島市)が「ありがとう 20年 つながろう 人と かがやこう みらいへ」というメッセージを1字ずつ組み合わせて表現。背景は水彩画家の仁賀井浩子さん(53)(光市虹ヶ丘)が青色を基調にし、手描きのペンスケッチをデジタル加工した。

 「地元の魅力を宝探しのように見つけ出してほしいという思いを込めた」と坂口さん。市出身の仁賀井さんは「懐かしくも新しくも感じる古里の海岸を浮世絵風に表現した」と話した。

海水浴場案内所では8月18日まで販売

 計2024セット作成し、1セット500円。両海岸の海水浴場案内所で8月18日まで販売する。19日以降は協会で入手できる。問い合わせは協会(0833-48-8686)へ。


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