【宮崎】道の駅田野の物販施設、2024年度末に廃止方針
宮崎市田野町の県道沿いにある「道の駅田野総合案内施設」について、宮崎市は施設内の物販施設を2024年度末で廃止する方針を決めた。地元農産物加工品やソフトクリームなどを販売してきたが、東九州自動車道の清武南―日南北郷両インターチェンジ(IC)間が23年に開通して以降、売上額が約4割減っており、継続が難しいと判断した。11月25日に開会した市議会定例会に関連の条例改正案を提案した。
東九州道開通で売上額が減少
市田野総合支所農林建設課によると、道の駅田野総合案内施設は宮崎市高岡町と日南市を結ぶ県道沿いにある。県道は並行する東九州道清武南―日南北郷両IC間の開通後、昼間の交通量が約8割減ったという。
条例改正案が可決されれば、物販施設は廃止されるが、道の駅の駐車場やトイレの機能は維持されるという。同課は今後について、「道の駅の田野町中心部への移転の可能性も検討する」としている。