【鹿児島】観光の宝箱!写真152枚でQRポスター 県製作
鹿児島県は、県内の観光地や特産品の写真を使い、全体がQRコード(2次元バーコード)のデザインとなっている観光ポスターを製作した。スマートフォンをかざせば、県の観光サイトにつながる仕組みだ。「ポスターを通じて、県内の観光資源を多くの人に知ってもらいたい」としている。
全43市町村の名所・特産PR
QRコードは、鹿児島市の西郷隆盛銅像や奄美に群生するアダンの木、霧島市の霧島神宮、キビナゴ、薩摩錫器(すずき)などの写真計152枚で構成。中央には薩摩切子でデザインした「宝箱」を配置し、その周りに全43市町村の観光地や特産品を並べた。
紙媒体のアナログとQRコードというデジタルを融合したポスターに仕上げた。英字版と合わせて計3000部を製作。鹿児島空港や県内の宿泊施設など約550か所で順次掲示するという。
近づきたくなるデザインに
県PR観光課の鶴田晃紀課長は「遠くから見るとQRコードだが、『何だろう』と近づいてみたくなるようなデザインにした。県内の知らない観光地や特産品を知ってもらいたい」と話す。
また、県民らのアイデアを生かして県の魅力発信につなげようと、県内の「世界遺産」や「アニメ・映画」などをテーマにした15秒の動画やスポット情報を募集している。採用されたものは県のデジタル広告として活用する予定だ。募集は2025年2月15日まで。
鶴田課長は「宝物探しのような感覚で自由に応募してほしい」としている。