【大分】J1昇格へ新体制で「力戦奮闘」 大分トリニータ

 サッカーJ2・大分トリニータは1月5日、大分市のクラサスドーム大分で記者会見を開き、今季の新体制を発表した。昨季に引き続き指揮を執る片野坂知宏監督はJ1昇格を狙えるプレーオフ圏内の6位を目標に掲げ、「選手が夢中になるフットボールを提示し、戦う集団を作っていきたい」と抱負を述べた。

プレーオフ圏内の6位が目標


今季の活躍を誓う片野坂監督(手前中央)と新加入の選手たち

 今季のスローガンは「力戦奮闘」。運営会社「大分フットボールクラブ」の小沢正風社長は「力の限り戦い、困難なことにも立ち向かって勇気をふるって臨むという思いを表現した」と説明した。

 片野坂監督は、昨季にJ1昇格を掲げながらも20チーム中16位に終わったことを念頭に「去年と同じプレーや強度、質では目標を達成できない。覚悟を持って臨んでいきたい」と決意を示した。また、勝ち点60以上、得点50点以上、失点40点以下を目指すとした。

 会見に参加した9人の新加入の選手らはそれぞれ自分の持ち味や目標を語った。セレッソ大阪から完全移籍し、2009年シーズン以来の復帰となるMF清武弘嗣選手は「(トリニータが)最後のクラブになると思う」とし、「自分が持っているものを全てこのクラブにささげたい」と決意を語った。

新ユニホームも発表

 この他会見では、今季のユニホームデザインも発表された。県民、企業、行政が力を合わせて育てていくとの願いを込め、チームの名称の由来になっている「三位一体(トリニティ)」を表した三角形が積み重なることを表現したデザインとなっている。


今季のユニホーム。左がホーム用、右がアウェー用

 チームは6日にトレーニング初日を迎え、20~26日に宮崎市でキャンプを行う。開幕戦は2月16日午後2時からホームで北海道コンサドーレ札幌(札幌市)と対戦する。


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