【熊本】「くまモン」とふれあう県南のツアー 県が企画
熊本県は、県のPRキャラクター「くまモン」と触れあえる県南地域の観光名所などを巡るツアーを始めた。2020年7月の九州豪雨以降、県南地域はほかの地域に比べて観光客が戻りきっておらず、インバウンドによる活性化を図る。販売期間は3月25日まで。
ツアーは、くまモンを通じて国内外に魅力を発信する「くまモンランド化構想」の一環で企画。水俣・芦北エリア、人吉球磨エリア、八代エリアをそれぞれ巡るプランと、JR熊本駅や熊本桜町バスターミナルを発着点とするバスツアーで計5種類を用意した。
水俣・芦北では地域全体を観光農園に見立てた「くまモンファーム」で、くまモンの形をしたソーセージ作りなどを体験する。人吉球磨では、球磨川をこたつ船で下ったり、くまモン型のおはぎを作ったりするほか、着物で城下町散策を楽しめる。八代では、市内各地に設置された51体のくまモン像をレンタサイクルで巡る。バスツアーは芦北町でのイチゴ狩りやカキ小屋での昼食を楽しめる。県くまモン課は「県南には、くまモンを楽しめる場所がたくさんある。地域の観光資源も巡りながら楽しんでほしい」としている。
料金は参加人数によって異なり、1人あたり3000~4万2000円。予約サイト「くまもっと旅行社。」から予約できる。