【熊本】ゴルフ・竹田プロに感謝状 飲酒運転撲滅を啓発

 熊本県警は1月30日、モデルを務めた飲酒運転根絶啓発ポスターが県民の意識を高めたとして、昨季8勝を挙げて初の年間女王に輝いた女子プロゴルファー竹田麗央選手(21)(合志市出身)に感謝状を贈った。米ツアー中の竹田選手に代わり、贈呈式には父・宜史さん(51)と兄・有男さん(23)が出席した。

グッドドライバー!!


竹田選手が飲酒運転撲滅を訴えるポスター (県警提供)


 県警交通企画課によると、2024年12月、飲酒が増加する年末年始に向けて作成。B2判で、「飲酒運転のない明るい未来へ」と竹田選手が爽やかな笑顔で訴えている。「グッドドライバー」の言葉は、得意の「ドライバーショット」と「運転手」を重ねた。


 式では、内田義朗交通部長が宜史さんに感謝状を贈呈。宜史さんは「ポスターができてから、ゆとりを持って出発するなど意識も高まった」と振り返り、有男さんは「ゴルフを通して地元熊本に貢献できてよかった」と話した。


贈呈式に参加した(左から)有男さん、宜史さん、内田交通部長


 計7500枚を作成。地元の合志市など各地の飲食店や事業所などで掲示しており、内田部長は「飲酒運転は犯罪。お酒を飲んでハンドルを握ることがないようにしてほしい」と改めて呼びかけた。

 県内の飲酒運転による人身事故(自転車を除く)は24年、暫定値で41件(前年比6件増)。死者は2人(同2人増)、負傷者49人(同6人増)だった。


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