【長崎】グラバー園50周年 石原和幸さんが花壇を装飾
2024年9月でグラバー園(長崎市南山手町)が開園から50周年を迎えたことを記念し、長崎市出身の庭園デザイナー・石原和幸さん(67)が同園旧グラバー住宅前の花壇を装飾した。3月下旬頃まで公開される。
石原さんは、ガーデニングの腕を競う英国王立園芸協会主催の「チェルシー・フラワーショー」で金賞を12回受賞し、エリザベス女王(2022年死去)から「緑の魔術師」とたたえられるなど世界的に活躍。2023年9月から長崎市の「ながさき花と緑の観光大使」を務めている。
石原さんは今回、「花と緑の輪を広げたい」という思いから、約6メートルの円形の花壇の中央に波紋をイメージしたモニュメントを設置。パンジーやビオラ、キンセンカなど6種類約2000株の花を使って、色とりどりの花の輪が広がっていく様子を表現した。
石原さんは「江戸時代に長崎から花の文化が広がっていったように、50周年の機会にまた長崎の斜面地にたくさんの花が広がっていってほしい」と話した。